FTPソフトを扱うということは、サーバー内のデータを扱うということになります。
操作や扱いに誤りがあるとサイトが破損したりデータが消えて二度と復元できなくなることがあります。
この記事の最後に、具体的な注意点を記載していますので 是非最後までお読みください。
①FileZilla を起動すると、このような画面が表示されます。
左側は【 ローカルサイト 】、右側は【 リモートサイト 】と呼ばれます。
各サイトの役割をご説明します。
ローカルサイト
ローカルサイトは、現在使用しているパソコンのフォルダとファイルを表示しています。
エクスプローラーのようにファイルの中身まで表示させることが可能です。
リモートサイト
リモートサイトは、接続したサーバーのファイルやフォルダを表示します。
表示させるにはサーバーの接続の設定が必要です。
今はまだ接続していないため何も表示されていません。
FTPソフト(FileZilla)からサーバーに接続する手順
①xserver契約時に届いた「【Xserver】■重要■ サーバーアカウント設定完了のお知らせ (試用期間)」という件名のメールを確認する
【FTP ホスト名】【FTP ユーザー名】【FTP パスワード】
が、FileZilla からサーバーに接続する設定に必要な情報となります。
Xサーバーの「サーバーパネル」からも確認可能です。
また、【FTP ユーザー名】はサーバーID、【FTP パスワード】はサーバーパスワードと同一です。
②FileZilla画面左上にあるアイコンをクリックします。
サイトマネージャが開きました。
③画像の①~③の順番にクリックし、わかりやすい名称に変更します。
今回は「xserver」としていますが、サーバーIDと同じ名称に設定してもわかりやすいかと思います。
④次に、右側の部分に先ほどのFTP情報を下記詳細に従って入力していきます。
①【FTP ホスト名】を入力
②【匿名】になっていた場合【通常】に変更して下さい。
③【FTP ユーザー名】を入力
④【FTP パスワード】を入力
⑤【接続】をクリック
⑤このような画面↓が表示された場合、OK をクリックします。
リモートサイトにサーバー情報が表示されましたでしょうか。
これでサーバーへの接続が完了しました。
接続設定後の操作について
接続設定が完了すると、FileZillaはこのような表示になっていると思います。
ここでは、リモートサイト(接続したサーバー内)にあるドメイン名のフォルダをクリックして、下にスクロールした所にある 「public_html」 をクリックして下さい。
このように、【リモートサイト:/独自ドメイン名/public_html】という表記になっていれば 問題ありません。
この画面下に表示されている「wp-admin」などが、「public_html」内の中身です。
※public_html 内に既にあるファイル情報は、誤って削除してしまわないよう十分にご注意ください。
「public_html」というフォルダ内にサイトのデータが入っているのはXサーバーの仕様ですので、
他のレンタルサーバーをご利用の場合はこれとは異なるフォルダ構成になっているかと思います。
Xサーバーにファイルをアップロードしたい場合は、この「public_html」内にアップロードしていくことになります。
アップロード・ダウンロードともにドラッグ&ドロップでOKです。
サイトデータは、ドメイン名のフォルダごと・もしくはドメイン名フォルダ内の「public_html」フォルダをダウンロードすることでバックアップを取ることができます。
次回以降の接続について
セキュリティ上、FileZillaは起動のたびにサーバー接続が必要になりますが、
次回からは画面上部の【サーバー(S)】内にある【再接続】をクリックすることで、簡単に再接続が出来ます。
またこのような画面が表示された場合、毎回OKをクリックしてください。
注意事項
○FTPソフトからサーバー内のデータを削除してしまうと、そのデータはもう戻ってきません。(※)
※事前にバックアップを取っていた場合は、その時点の状態に復元することが可能です。バックアップを取っていなかった場合は復元不可能です。
→データを誤って消してしまわないよう十分にご注意いただくと同時に、作業に入る前に毎回バックアップを取っておくなどの対策を取っていただくことをおすすめいたします。
○ファイル名は必ず半角英数に設定し、スペースが入らないようご注意ください。
○サーバーに接続したままにしておくのはセキュリティ上危険ですので、作業が終わり次第ソフトを閉じるようにしてください。